CR定数の決め方

サージの発生は負荷の性質や大きさ、接点の特性等によって変化するため
一概に決めることができませんが、目安としては以下のようになります。


  C [μF] > 負荷電流[A]/( 0.5 〜 2 )
  R [Ω] > 負荷の電源電圧[V]/接点容量[A]


一般的にはCが大きいほど、Rが小さいほどサージ防止に効果があります。
しかし遅延などが発生するため、この条件に近いC,Rを製品系列の中から選定してください。
負荷電流が大きい場合はCが数μFとなり、負荷の開閉時に遅延するので通常は0.1〜0.5μFの範囲で選びます。
Rは接点保護のために投入時の電流を制限する働きがありますが
大きくしすぎると発熱が増加しますので大きくても200Ω以下になるようにします。

選定後は実使用状態で製品の表面温度上昇が5℃以下であることを確認してください。

上記の方法で大体の選定の早見表を作りました。ダウンロードして選定に役立てて下さい。